制度解説

高市政権の17戦略分野とは?AI・半導体・量子・宇宙など完全リスト

この記事の結論

「日本成長戦略」(2026年7月21日閣議決定)の17の戦略分野を一覧で解説。AI・半導体、デジタル・サイバーセキュリティ、情報通信、量子、防衛産業、航空・宇宙、資源・エネルギー安全保障・GX、合成生物学・バイオ等が含まれる。大胆な投資促進税制との関係、AIデータセンター投資との関連を整理。

本記事は2026年10月3日時点の公開情報をもとに作成しています。17の戦略分野の一覧は、2026年7月21日に閣議決定された「日本成長戦略」によります。政策の詳細は変更される場合があります。

17戦略分野とは

17の戦略分野は、2026年7月21日に閣議決定された「日本成長戦略」で選定された分野です。日本成長戦略は、17の戦略分野を中心とした官民連携の危機管理投資・成長投資を進めるとし、必要となる支援措置については「予算、税制、法案といったあらゆる政策分野で検討をより一層加速していく」としています。日本成長戦略本部は、令和7年11月4日の閣議決定により内閣に設置されました(内閣官房「日本成長戦略」(2026年7月21日閣議決定)、内閣官房「日本成長戦略本部/日本成長戦略会議」)。

17戦略分野 完全リスト

#分野(日本成長戦略の表記)
1AI・半導体
2デジタル・サイバーセキュリティ
3情報通信
4量子
5防衛産業
6航空・宇宙
7海洋
8造船
9マテリアル(重要鉱物・部素材)
10合成生物学・バイオ
11創薬・先端医療
12資源・エネルギー安全保障・GX
13フュージョンエネルギー
14防災・国土強靱化
15港湾ロジスティクス
16フードテック
17コンテンツ

出典:内閣官房「日本成長戦略」(2026年7月21日閣議決定)(目次「2.62の主要な製品・技術等の官民投資ロードマップの実行」の(1)〜(17))。各分野の主要な製品・技術等は、同日に日本成長戦略本部が決定した「戦略17分野における「主要な製品・技術等」の官民投資ロードマップ」に示されています。

AIデータセンター投資との関係

17の戦略分野には「AI・半導体」があり、「デジタル・サイバーセキュリティ」分野の主要な製品・技術等の一つに「クラウド・データセンター、蓄電池」が挙げられています。日本成長戦略は、クラウド・データセンターについて「AIの普及により計算需要が増加する中、信頼できる国内供給の確保が重要である」とし、「国内データセンターの構築を推進する」としています(内閣官房「日本成長戦略」(2026年7月21日閣議決定))。

日本成長戦略は、「令和8年度税制改正において新設した大胆な投資促進税制について、周知・広報を通じて活用を促し、国内における高付加価値な設備投資を促進する」としています(内閣官房「日本成長戦略」(2026年7月21日閣議決定))。大胆な投資促進税制の要件は、投資計画の取得価額の合計額(35億円以上。中小企業者等は5億円以上)や年平均の投資利益率(15%以上の見込み)などで定められており、17の戦略分野に属することは要件に含まれていません(財務省「令和8年度税制改正の大綱」)。戦略分野国内生産促進税制の対象は、電気自動車等・グリーンスチール・グリーンケミカル・SAF・半導体(マイコン・アナログ)の生産・販売です(経済産業省「エネルギー利用環境負荷低減事業適応計画(戦略分野国内生産促進税制)の申請方法・審査のポイント」(2025年12月))。

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